数々のわいせつ・性的暴行の疑いが浮上し、イギリスで訴追されている俳優ケヴィン・スペイシーが、さらに7つの罪状で訴追されることがわかった。英検察局が発表した。

 Varietyによると、これらはすべて、ひとりの男性の訴えによるもので、2001年から2004年の間に起こったものとされる。

 ケヴィンはすでに今年5月、3人の男性に対する4件の性的暴行と他1件の容疑で起訴されており、2023年6月に出廷することが決まっている。この時訴追された事件のうち少なくともいくつかは、彼が2004年から15年にかけて、ロンドンのオールド・ビック劇場で芸術監督を務めていた時に起きたことだとみられている。

 2度のオスカー受賞を誇るケヴィンは、『スター・トレック:ディスカバリー』などに出演するアンソニー・ラップから、14歳の時に性的暴行を受けたと告発されて以来、性的暴行やセクハラの告発が相次いだ。アンソニーが起こした民事訴訟は、先月ケヴィンに勝訴の判決が下った。しかしケヴィンはイギリスでの裁判の他にも法的問題を抱えており、『ハウス・オブ・カード』を製作したMRCに対し、突然の降板により生じた損害3100万ドルを支払うよう裁判所命令が下されている。