昨日ワイちゃんが経験した小さな奇跡
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
昨日自殺未遂から帰ってきて
地元の駅に着いたら
深夜、一台だけタクシーがおったんや ど田舎やからバスもない、家までは徒歩20分
ワイはタクシーに乗った
「すみません、川沿いの交差点まで」
かしこまりました、と声が聞こえた そのタクシー会社は後部座席に見えるように
運転手の名前と顔写真と趣味と好きな食べ物と一言が書かれたプロフィールが貼られている
「三浦さん!?!?」
ワイはびびって声を上げた 三浦幸雄(仮名)と書かれてワイはいろいろ思い出して、興奮気味にもう一度聞いた
「はい、いかにもですが…」
爆速のくせに酔わない正確な動き、信号ギリギリ無視、間違いなく三浦さんだった 「僕、半年前くらいかな……今日みたいな用事(自殺未遂)があった日の帰りの深夜、三浦さんの運転に感動したんです。こんなにケチらず金銭的にも身体的にもお客様思いの運転する人おるんやなあって」
「だから、タクシーの運転手さんのお名刺初めてもらったんですよ」実際そうだった。死ねなかった帰り道、無言で運転する車の窓から映る街灯が美しくて覚えていた 「はえ、そうなんですね、そりゃありがとうございます」
「名刺を箪笥の上に飾ってたんで覚えてたんですよ」
「そりゃありがとうございます、光栄です」
三浦さんは連勤してることを言ったり、ひとつの車を交代制で乗ってることを言ったりした後にありがとうございます、ともう一度言った。 その時、とつじょゾロリたちがらんにゅうし、おならでぜんぶかいけつしてくれちゃいました。物語はこれでおしまいです。めでたし、めでたし 料金は深夜割増で700円だった。
「少ないですが、千円でお釣り入りません。ありがとうございました」ワイは深々とお辞儀をした。すると三浦さんは「また御用命ください」とにっこり笑った。
ちな来週都内に引っ越す。
落ちなしやけど聞いてくれてサンガツ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています