0001風吹けば名無し
2022/11/12(土) 00:42:56.80ID:ySTrN2S90外為特会は為替相場の安定のため、急激な変動時の為替介入などに備えて設置。主にドル建ての米国債で運用され、今年3月末時点の資産残高は約1兆3000億ドル。円換算の決算残高は約158兆円だった。
玉木氏は、円安によって外為特会が円ベースで膨張していると指摘する。今月6日の衆院代表質問では、年初の1ドル=116円から145円になった際に約37兆円増したとの試算を披露し、「国の特会は円安でウハウハだ」と強調。「円安で苦しむ個人や事業者のため、緊急経済対策の財源に充てて」と求めた。
ただ、評価益を現金化するための米国債売却は為替介入とみなされ、米政府などから批判を浴びかねない。そこで、玉木氏は売却せずに評価益相当額の政府短期証券を発行し、財源を生み出すことを提唱する。
これに対し、岸田文雄首相は「外為特会の資産は将来の介入に備え保有している」などと経済対策に使うことを否定。財務省は、為替相場次第で評価益が評価損になることもあるとした上で「たまたま今、為替変動でプラスになっているからといって、評価益をあてに財源に使うのはふさわしくない」と冷ややかだ。
もっとも、外為特会に着目しているのは野党だけではない。自民党の伊藤達也元金融担当相は17日の衆院予算委員会で「小泉政権で特会改革に取り組んで『埋蔵金』を掘り起こした」と振り返り、外為特会を是正する必要性を強調。日本の外貨資産の規模は先進国で突出して大きく、一部を売却しても米政府の理解は得られるとも語った。