韓国・国防省は今月2日に韓国の近海に着弾した北朝鮮のミサイルを回収して分析した結果、ロシア製とみられる地対空ミサイルだったと明らかにしました。

北朝鮮は今月2日に20発以上のミサイルを発射し、このうち1発が南北の境界線を超えて、韓国の近海に着弾しました。

韓国側は6日にこのミサイルの残骸を引き上げ分析を進めていましたが、旧ソ連時代に開発された「SA-5」という地対空ミサイルだったと明らかにしました。

韓国軍の関係者によりますと、胴体にはロシア語の表記があり、ロシアから輸入したミサイルとみられます。

韓国・国防省は、SA-5が「地対地」ミサイルとして使われることもあると指摘し、このミサイル発射は「計画的に意図されたものだ」と北朝鮮側を批判しました。