4人に1人「廃業検討」

 消費税のインボイス(適格請求書)制度にかかわって、アニメ業界で働くフリーランスを対象にした意識調査の中間集計結果が20日に発表されました。同業界で働くフリーランスの半数が年収300万円未満であり、4人に1人がインボイス導入によって「廃業する可能性がある」と回答するなど深刻な結果になっています。

 2021年の収入を尋ねる設問では、51・4%が「300万円未満」と回答。「1000万円以上」は3%にとどまり、回答者の97%が現在は「免税事業者」に該当しています。インボイス導入によってアニメ業界で働くフリーランスのほとんどが大きな影響を受ける可能性があります。

 インボイス制度をめぐっては、声優有志でつくる「VOICTION」が実施した実態調査でもインボイス制度の導入によって2割以上が「廃業するかもしれない」と回答(10月6日付で既報)。アニメ、声優業界ともに同じ様な結果が出ています。

www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-10-27/2022102701_03_0.html