884 考える名無しさん[] 2022/11/04(金) 00:09:56.24 ID:0
生殺与奪としての母で真っ先にチェンソーマンのマキマさんを連想した
終盤で主人公デンジはマキマさんから父殺しの過去との対峙を強いられ罪悪感で精神的に去勢されデンジの中に棲んでいた力の根源たるポチタが剥き出しになって暴れるも母に敗北する
しかしパワーちゃんという対等な関係の他者との絆の力で主体的自発的にセックスしたいという人生の目的を掲げて母の犬だったデンジは初めて実存として未来に自らを企投しマキマさんと食うか食われるか崖っぷちの戦いに挑む
母を丸ごと食べてしまう第一部のラストシーンはかつては絶対的存在として実存を否定してきた生殺与奪としての母、そして実存としての存在可能性を賭けて最大級の敵意を持って戦った相手である母さえも、今の自分の構成要素として包括的に捉え直す思春期の終わりを連想させるものだったな