この調査はイギリスの西イングランド大学が行ったもので、5年以上にわたって、通勤がイギリスの会社員2万6000人以上に与えた影響を分析した。

研究者らは、通勤時間が1分増えるごとに、仕事とプライベート両方の満足度が低下し、ストレスが増え、メンタルヘルスが悪化することを発見した。

最終的に、仕事の満足度については、1日の通勤時間が20分増えると、給料が19%減ったのと同程度のネガティブな影響が及ぶ。つまり、満員電車で立っている時間が長いほど、もしくは極めて退屈でつまらない状態で長時間移動しているほど、給料が下がったのと同じくらい不快に感じるのだ。