財布に優しい国「ジャパン」、観光大国を確信させる数多の状況証拠

 いよいよ10月11日から、日本政府がワクチン接種済みの外国人観光客の入国規制を大きく緩和する。円安に苦しむ国内事情と違って、米ドルを手に入国する多くの旅行者にとって、この国はとてつもなくお値打ちな国に映っているに違いない。

 都内にはミシュランの星付きレストランも多い。だが、日本では安くて質の高い食事をどこでも楽しむことができる。ラーメンなら1杯5.2ドル、いろいろトッピングしても10ドル程度だ。ニューヨークのトット・ラーメンなら16ドルはかかる。

 都内のすし屋でのおまかせコースなら35ドル程度からある。酒を飲みながらちょっと良い食事をしてもほぼそのぐらいの水準に収まる。ニューヨークで安くて人気のすし店「Katsuei」なら、おまかせコースがチップやサービス料を別にしても約65ドルだ。

 東京の三つ星ホテルのダブルルームに宿泊するなら1泊55ドル以下で予約できるが、マンハッタンだと最低でも180ドルはかかる。バスルームが共同でもよいなら都内のカプセルホテルに21ドルで泊まるという選択肢もある。これならニューヨークで一番安いホテルの半分以下だ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-05/RJ9BMZT0AFB401