茨城県警は19日、県内の少女がSNS(ネット交流サービス)の出会いから被害に遭った事件を2件発表した。

 土浦署は同日、土浦市桜町2の無職、玉川勉容疑者(43)を強制性交等容疑で逮捕した。逮捕容疑は1日午後0時半ごろ、県内に住む女子高校生に自宅で性的暴行を加えたとしている。容疑を否認しているという。

 同署によると、2人は事件の数日前にSNSで知り合い、この日が初対面だった。玉川容疑者は高校生を自宅に呼んだ後、「学校に通報する。退学になるよ」と脅したという。

 また竜ケ崎署などは19日、相模原市中央区上溝、アルバイト店員、野本愛香容疑者(20)を未成年者誘拐容疑で逮捕した。

 逮捕容疑は8月19日、SNSで知り合った女子高校生を誘い出し、9月21日まで自宅に連れ込んで誘拐したとしている。「未成年と知っていた」と容疑を認めている。

 同署によると、2人はJR柏駅(千葉県)で合流し、電車などで神奈川に向かった。高校生の保護者が行方不明者届を出し発覚。高校生は自ら帰宅し、けがはなかった。【長屋美乃里、木許はるみ】
https://mainichi.jp/articles/20221020/k00/00m/040/076000c.amp