母親が昼ごろに仕事を終えて迎えに行くと、なかなか息子が出てこない。
15分後、保育園のスタッフが「さっきまで横向きに寝ていたので体が冷えている」と告げながら、
白目をむいてぐったりした様子の息子を抱いてきた。

 母親は一目見て「死んでいるかもしれない」と、その場で119番通報した。
消防の指示を受け、救急車が到着するまで1人で心臓マッサージを続けた。
園のスタッフは「まだ息していますよ」「生きているから落ち着いてください」と繰り返し、
重大性を認識しているようには見えなかったという。

 それから約1時間後、搬送先の病院で死亡が確認された。
抱っこしていないと泣く、甘えん坊だった。