0001風吹けば名無し
2022/10/18(火) 00:27:18.40ID:IExJiRyQ0提訴したのは、新型コロナウイルス禍で注目を集めた医療機器「パルスオキシメーター」を製造している「トライアンドイー」(神戸市)と、販売会社の「エクセルプラン」(同)。
訴状によると、エクセル社は平成23年5月、アマゾンと出品サービス契約を交わし、登録料(月額4900円)を支払って「アマゾンマーケットプレイス」に複数種類のパルスオキシメーターを出品していた。
指に挟むだけで手軽に血中酸素飽和度が測定できるパルスオキシメーターは、新型コロナウイルスの感染拡大とともに需要が急増。だが、原告によると、昨年8月ごろから、中国の業者がトライ社の偽造品をアマゾンで出品し始めた。
アマゾンには、すでに販売されているものと同一の商品を別の業者が出品する場合、販売価格や在庫数などを入力するだけで、すでに販売されている商品と同じページから別業者の商品も販売できる「相乗り出品」という仕組みがある。
中国の業者はこの仕組みを使い、トライ社の製品を販売するページに相乗り出品。トライ社製は定価2万5740円で販売されていたが、「正直株式会社-JP」という国内企業を装った中国河北省の業者は、10分の1以下の2200円で販売するなどした。
相乗り出品の場合、ページには販売価格が最も安いものが優先的に表示される。このため、アマゾンを通じたエクセル社の売り上げは激減。令和2年9月~3年8月は月平均約2800万円だったが、同9月は約350万円、10月には約60万円にまで落ち込んだ。
製造したパルスオキシメーターをすべてエクセル社に卸していたトライ社も大打撃を受け、3年9月~4年8月の損害額は2社合計で5億5千万円超に達したという。
https://www.sankei.com/article/20221016-7CAVFTST5ZIRXHFFZSLVHJ454A/