日本フットボールリーグ(JFL)第25節が行われ、鈴鹿ポイントゲッターズの元日本代表FW三浦知良(55)が7試合連続で途中出場した。シュートなしに終わったが、自らの持つJFLの最年長出場記録を55歳232日に更新した。後半44分から出場し、1点のリードを守り切り、チームは連勝を飾った。

 勝ち点34で9位の鈴鹿と勝ち点15で最下位のMIOびわこ滋賀との対戦。2点を失った鈴鹿は前半ロスタイムにDF上田駿斗のゴールで1点差に詰め寄る。後半17分にはMF日根野達海の豪快なミドルで試合を振り出しに戻した。さらに33分にはFW三宅海斗のゴールで逆転した。

 逃げ切りに入る後半44分にはカズを投入。カズは出場すぐ果敢な出足でパスをブロックするなど、逆転を狙う相手に反撃を許さなかった。

 カズは5月15日のホンダFC戦(三交鈴鹿)で右太ももを負傷してハーフタイムで途中交代。負傷を再発したこともあり、復帰が長引き、9月4日の三重戦(四日市)で112日ぶりに復帰した。以後7戦連続で途中出場しているが、まだゴールがない。今回も出場時間は短く、永井秀樹(FC琉球、現J1神戸SD)の持つJFL最年長得点記録42歳50日の更新は23日にロートフィールド奈良で開催される次節・奈良クラブ戦以降に持ち越しとなった。
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