厚労省はコロナ禍を受けて雇調金を拡充した2020年以降、雇用保険に非加入の非正規労働者らの休業手当を補助する「緊急雇用安定助成金」も含めた不正受給額を集計している。前回6月末時点では93億円だったが、今回で100億円を突破した。

 不正を確認して支給決定を取り消した135億円のうち、102億円は回収済みで、残りについても回収を続けているという。都道府県別の不正件数は大阪133件、東京86件、神奈川68件の順に多かった。