親族から性的暴行を受けた子どもたちが、中絶の措置を受けるために州外への長旅を強いられている――。米フロリダ州の団体が12日、オンライン会見を開き、中絶の権利を制限する法律によって起きている現状を訴えた。

「我々のクリニックに来たとても若い少女は近親相姦(そうかん)の被害者でしたが、妊娠15週を超えていて措置ができなかった」

 同州のシェリー・ティエン産科医はクリニックで実際に起こっていることを明かし、「医療従事者として、こんなにもひどい暴力的な状況におかれた患者に、規制のせいで医療を提供できないのは恐ろしいことだ」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/524e46c621e1f2d7c7e6861fb7522378f32d5e6b