高齢女性にナイフを見せて金を奪おうとした疑いで、看護助手の35歳の男が逮捕された。男は「親からもらっていた金がなくなり、タバコが吸いたくなって人から金を取ろうと思った。自分の悪いところが出てしまった」と話している。

【映像】「自分の悪いところ出た」連行される松田容疑者

 東京・荒川区の看護助手・松田一夢容疑者(35)は先月、荒川区のアパートの一室の玄関先で住人の80代の女性にナイフを見せて「金をくれ」などと言い、現金を奪おうとしたなどの疑いがもたれている。

 警視庁によると、松田容疑者は買い物袋を持った女性を見つけて後をつけ、女性が部屋に入った後にインターホンを押して「財布を落としましたか」と嘘をついてドアを開けさせたという。しかし、女性が声を上げて部屋の奥に逃げたため、松田容疑者は何もとらずに逃走した。

 取り調べに対し、「親からもらっていた金がなくなり、タバコが吸いたくなって人から金を取ろうと思った」と容疑を認めている。また「自分の悪いところが出てしまった」とも話しているという。(ANNニュース)
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