【悲報】まんさん「シングルファザーの子供って支援する必要ある?」
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諸事情あっていわゆる子ども食堂のスタッフをしている。
訪れる子どもの大半が、軽度から重度のネグレクトを受けている様な子ども達だ。
(中略)
ある種の社会的使命を持って手伝ってきたが、ある時から、妙なクレームが入る様になった。
端的に言うと「男子(男児)や父子家庭の子に食事を提供するのは如何なものか、控えて欲しい」というものだ。
要するに、男子は女子よりも食事量は多いし、父子家庭なら母子家庭よりも豊かだろうと。
それよりも女子や母子家庭への提供を優先すべきだと。彼女らへの支援が不足しては困るのだと。 クレームを言ってきた人間については、概ね見当がついていた。
30代後半~40代半ばか後半ぐらいの、女性達だ。
あまり良い職に恵まれていないのか、女性にしては貧相な格好か、格好は貧相なのにスマホは最近機種だったり高そうな使い込まれたブランドバッグを持っていたり、そんな人達だ。
訪れた時に、ゴニョゴニョ文句を言うか、こちらの対応に不満そうな顔をしていたのが、悪い意味で印象的だった。
メールや電話では饒舌なのも、悪い意味で「ありがち」だった。 オーナーも当初は相手にしていなかった。
しかし、特定していたクレーマーだけでなく、徐々に同種のクレームが増えていった。
さもネットで見ただけの様な、要領を得ない曖昧なクレーマー達。
誰が焚き付けたのかは知らんが、声だけが増えたクレームだった。
自分達に直接言えば、適当に処理・無視する事は可能だった。
しかし、オーナーが携わっている別会社や、支援団体の方に言われれば、対応せざるを得ない。
何かそういうクレームの手引に従ってやっているのか、という邪推すらしてしまう。 ベテランの女性スタッフは、クレームに影響されていった。
彼女と、彼女を支持する他の女性スタッフ達が中心のシフトの時は、「レディースデー」などと称して、男子や父子家庭への提供をカットする様になってしまった。
オーナーも良くは思っておらず、自分も色々と直接文句は言ったが、ただでさえボランティアの様な活動だ。
ベテランスタッフの様な、出来る人材が辞めるのを避けたかった様で、苦々しい調子で「なるべく控える様に」とオーナーが彼女らに言うのが精一杯だった。
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