オランダの不妊治療クリニックの男性医師が、患者に無断で自分の精子を使って体外受精をし、49人の子どもと親子関係にあることが判明した。12日に公表されたDNA鑑定の結果で明らかになった。
この医師は、オランダ・ロッテルダム近郊のブレイドルプで不妊治療クリニックの院長を勤めていたヤン・カールバート氏。2017年、ドナーの精子ではなく自分の精子を使って体外受精をしていた疑いが浮上し、体外受精で生まれた子どもとその親がDNA鑑定を求める訴えを起していた。
体外受精で生まれた子どもの中には、青色の目のドナーから精子提供を受けたにも関わらず茶色の目をしている子どもや、外見自体がカールバート氏によく似ている子どもも含まれていた。