0001風吹けば名無し
2022/10/03(月) 11:45:20.14ID:lAtMfihQ0【画像】7歳の男児が発見された現場周辺の道路。辺りに街灯はなく、夜は真っ暗になるという=2022年9月28日午前9時41分、富山県砺波市大門、川辺真改撮影
今月15日午後8時40分ごろ。同市太田のパート、大窪美紀子さん(43)と、介護職員の愛莉さん(18)、中学2年生の優誠さん(13)の3人は、外食先から車で自宅に向かっていた。道中、ライトに照らされた人の姿に運転していた愛莉さんが気付いた。
「人影が見えたよね?」
愛莉さんの言葉に母の美紀子さんも反応した。その小さな背丈から、子どもだと分かった。
田園地帯に民家が点在する砺波平野。田んぼ道に街灯はなく、真っ暗だった。
すぐに道端に車を止め、美紀子さんが駆け寄った。男児は体操服姿で、汗だくだった。美紀子さんはひとまず、ライトのついた車のそばまで男児を抱きかかえて連れて行った。
「ぼく、どうしたの?」
男児は黙り込んでいた。美紀子さんはさらに言葉をかけた。
「どこから来たの?」
「お父さんと買い物をしていて、いなくなった」
男児は自宅の電話番号を答えられなかったという。美紀子さんは110番通報した。
署によると、男児は午後6時ごろ、発見場所から約1・5キロ離れた商業施設で父親とはぐれた。自力で帰宅しようとしたが、暗くて道に迷い、自宅とは異なる方向へ歩いてしまったという。家族は午後8時ごろに行方不明届を提出。署員が捜していた。
警察に正確な場所を伝えるため、優誠さんは電柱番号を探した。美紀子さんは男児が不安にならないよう、たわいのない会話を続けた。通報から約10分。男児は署員に保護された。
28日に感謝状を受け取った美紀子さんは、当夜を振り返り、涙をぬぐった。「お母さんの気持ちになると、どれだけ心配だっただろうな。無事に帰ってくれてよかった」(川辺真改)
えっショックhttps://www.instagram.com/p/CjPDlO_ptsb/