腹を空かした彼の横座り
大人びたモノを口に入れたよ
あぁ、君は私を見ない
あなたの注目の的になれるなら
私タラバガニになる
私タラバガニになるだけなんだ
深くないようで
深い海の幸に
頬張るあなたは今
ずっとそいつに夢中なの
私タラバガニに負けてるようじゃ
まだまだダメなの
私タラバガニに負けられない程
強くはないけれど
メガネを曇らせた犯人
鍋の湯気はまるで蜃気楼
傘を忘れた二人は帰り道で
海へ帰っていったとさ