イラン司法当局は3日、被害者の両目を失明させ、傷害罪で収監された男に対し、
左目を手術で失明させる刑を執行した。
イスラム教の聖典コーランの「目には目を 歯に歯を」を実践したものだ。
地元報道によると、失明させる刑は1979年のイスラム革命後初めてという。
男が被害者に賠償金を支払わなければ、右目も失明させるという。
地元紙シャルグなどによると、男は2009年、バイクを運転しながら強酸をまき散らし、
タクシー運転手の両目を失明させた。
イランでは、恨みを晴らす目的などで強酸をかける事件が頻発しており、司法当局関係者は
「今回の刑は、強酸攻撃への警告ではないか」と指摘している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150305-00050091-yom-int