「半年が経過しても生産再開の可能性は見い出せず、このままではトヨタが目指す製品づくりができないこと、また、現在の状況が続けば共に良いクルマづくりを目指してきたロシアの従業員に対して十分な支援ができなくなることから、ロシアでの生産活動を終了すること以外に選択肢がないと判断しました」と、トヨタならではのクルマ作りができなくなったことと、従業員への十分が支援ができるうちに、という決断だったようだ。

 部品調達などサプライチェーンが機能しなくなり、トヨタとしてのクルマを生産できないままだといずれ会社のキャッシュ(ルーブル)がつきてしまう。「一生懸命私どものために人生を捧げていただいてる従業員のみなさまにとって、何も回収ができない状態で会社を離れていただくというわけにはいかない」(長田COO)と、トヨタとしてきちんとできるうちに決断したということだ。

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