「空中戦の英雄」と称される元軍人の欧陽漪棻さんが台中市内の病院で死去した。90歳だった。
欧陽さんは1956年7月21日に中華民国空軍が離島・馬祖上空で人民解放軍と繰り広げた空中戦で、人民解放軍の戦闘機2機を撃墜し、大勝の立役者となった。

欧陽さんは1929年8月3日、広州生まれ。国民革命軍空軍幼年学校を卒業し、中華民国政府の台湾撤退により台湾に渡った。
1951年に空軍官校(士官学校)32期飛行戦闘科に入り、卒業後、嘉義基地に勤務。1953年から54年まで米国でジェット戦闘機の移行訓練を受けた。
1956年の空中戦での功労により、国家防衛に著しく貢献した軍人に与えられる「青天白日勲章」を受章した。
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