0001風吹けば名無し
2022/09/13(火) 19:47:26.43ID:K7V7djbE0東京高裁は、禁錮10ヵ月、執行猶予3年とした一審判決を破棄し、2人を簡易裁判所に移送する判決を言い渡した。2人は、重過失致死傷罪に問われていたが、きょうの判決で東京高裁は、過失致死傷罪にとどまると判断した。「過失致死傷」の場合、法定刑は50万円以下の罰金刑となるため、所管となる簡易裁判所で、今後、審理されることになる。
この裁判は、日本工業大学の元学生2人が、2016年、明治神宮外苑のイベント会場で、ジャングルジムの形をした木製の展示物内で、白熱電球をつけたまま放置して火災を発生させ、中で遊んでいた男の子を死亡させた罪などに問われているもの。裁判で、2人は無罪を主張している。
一審の東京地裁は、去年11月、「わずかな注意を払えば、火災の発生を十分に予見でき、回避できた」と指摘し、2人に禁錮10ヵ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡していた。
これに対して、きょうの判決で東京高裁は、「被告は2人とも危険性について注意を受けたことがなく、この火災以前にも、作品の照明として実際に使われていたことを認識していた」と指摘。その上で、「わずかな注意を払えば、火災の発生を十分に予見できたと認めるのは、困難と言わざるを得ない」と判断した。