子ども向けの人気テレビシリーズ「きかんしゃトーマス」に、初めて「自閉症」のキャラクターが登場する。アメリカの玩具大手マテルは9月7日、「ブルーノ」が9月にデビューする予定だと発表した。声優は、自閉症のある子どもたちが務める。

「ありのままの自分を愛し、尊重してくれる友人たちと過ごすこと」

自閉症(自閉スペクトラム症、ASD)とは発達障害の1つで、社会的なコミュニケーションや対人関係の困難さ、こだわりの強さといった特徴がある。

今回仲間入りする「ブルーノ」は、重い貨物を強力なブレーキで安定させる仕事を担う。楽しげで、駄洒落を好むキャラクター。

ブルーノは時刻表が好きで、トーマスや仲間たちが暮らす「ソドー島」にある、すべての線路がどこにつながっているのかを知っている。真っ赤な外装には、感情をあらわすランプがついている。

マテルはプレスリリースの中で、彼にとって最高の1日は「彼がそうしているのと同じように、ありのままの彼を愛し、尊重してくれる友人たちと過ごすこと」と紹介している。