0001風吹けば名無し
2022/09/12(月) 11:55:49.92ID:9atw8W360野球の第30回U18（18歳以下）ワールドカップ（W杯）で、日の丸を背負った高校日本代表はイタリア、メキシコを破り、1次リーグ2連勝と最高のスタートを切った。素晴らしいプレーを見せているが、世界から注目されているのはそれだけではない。礼儀を重んじる日本人らしい行動にも称賛が集まった。
◇主催団体がツイッター投稿
9日のイタリア戦で、日本の松尾汐恩（大阪桐蔭）が打席に入る前、ヘルメットのつばに手をかけて会釈し、イタリアの捕手と球審にあいさつした。日本の高校野球では普通に見られる光景だが、世界では珍しかったようで、大会を主催する世界野球ソフトボール連盟（WBSC）は公式ツイッターに動画を投稿して「審判をリスペクトし、対戦相手をリスペクトし、試合をリスペクトしている！」とたたえた。
松尾は「全く意識していないっす。ずっと続けてきたものなので……」ときょとんとした様子で振り返りつつ、「日本の野球が世界に伝わるのはうれしい」。さらに、日本でも普段から球審と積極的にコミュニケーションを取っている松尾はこの大会でも「サンキュー」や「ソーリー」などの簡単な英語だけを使って会話しているという。「正直相手が何を言っているのかは分からないが、コミュニケーションを取って少しでも日本のことを好きになってくれたら」と笑顔で話す。
◇「普段の行動が自然に」
10日のメキシコ戦でも同様の行動は随所に見られた。捕手の松尾は打席終了後の相手のバットを拾い上げて返し、死球で一塁に出た選手に一塁手の伊藤櫂人（大阪桐蔭）は帽子を取って謝罪。ベンチにいた吉村優聖歩（高知・明徳義塾）はすっぽ抜けて日本ベンチ前まで飛んできた相手のバットを拾って渡しに行った。
もっとも、日本では試合が始まる前の礼で対戦相手や審判への敬意を表しているとし、日本高校野球連盟は選手たちが打席ごとに会釈をしたり、何かのたびに帽子を取ってあいさつをしたりするなどの行動を推奨しているわけではない。それでも、日本高野連の宝馨会長は今大会の選手たちの行動に対し、「普段の行動が自然に出たのでしょう。礼節やマナーを大切にするのが日本の『野球』。教育の一環という高校野球の理念を体現したもので、素晴らしく、誇らしいことだと思う」と強調する。
「礼に始まり礼に終わる」。日本の高校球児の代表として、U18代表の選手たちが高校野球の文化を世界に向けてしっかりと発信している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca83fe36388412523531b8ac1422a418461d16af
