館山で海上に放置のダイバー救助 離れた場所に浮上した男性に気付かずボート帰港
2022年9月11日 05:00 |

 10日午後0時15分ごろ、館山市の伊戸沖で、「ダイビングをしていた男性客1人が行方不明になった」とダイビングショップの従業員から118番通報があった。行方不明になっていた東京都大田区の男性(61)は約2時間15分後、千葉海上保安部の巡視艇に救助された。男性にけがはなかった。

 同保安部によると、午前10時15分ごろ、インストラクター1人を含む10人がダイビングを開始。同50分ごろダイビングを終え、ガイドロープから離れた場所に浮上していた男性に気付かずボートに客を乗せて帰港した。インストラクターは帰港の際、客の人数を数え間違えており、ツアー解散時に男性がいないことに気付いたという。

 男性は着用していた浮力調整ジャケットに空気を入れて漂流し、救助を待っていた。

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/974853