0001風吹けば名無し
2022/09/05(月) 04:41:56.17ID:KnAgqMMS0ブリヂストンは8月29日、物流現場で、同社開発のソフトロボットハンドを使った実証実験を実施中であることを明らかにした。ボトルやチューブといった品物を1つずつ運び出す「ピースピッキング」の自動化に向ける。同社の次期中期事業計画(2024~26年)での小規模事業化を目指す。
ブリヂストンはタイヤ事業で培ったノウハウを生かしたロボットハンドの開発を進める。従来のロボットハンドはさまざまな種類の対象物に一度に対応することが難しかった。そのため、ピースピッキング向けでは吸引型が使われることが多かった。ただし、つかむ対象の材料や構造によっては、破損させる場合があった。
ソフトロボットハンドに内蔵する「ゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)」は、ゴム材料が個体差を吸収するため、形や大きさの異なる物体であっても柔軟につかめる。繊細な物体にも対応できる一方で、30キログラムの物体も持ち上げられる力強さを備える。
同社によれば実証実験は7月に開始し、「日用品や雑貨の卸業、ロボットメーカーなどの複数のパートナーと」物流倉庫などでのピースピッキングの自動化に取り組んでいるという。