ブリヂストン、ゴム人工筋肉のロボットハンド事業化へ

ブリヂストンは8月29日、物流現場で、同社開発のソフトロボットハンドを使った実証実験を実施中であることを明らかにした。ボトルやチューブといった品物を1つずつ運び出す「ピースピッキング」の自動化に向ける。同社の次期中期事業計画(2024~26年)での小規模事業化を目指す。

ブリヂストンはタイヤ事業で培ったノウハウを生かしたロボットハンドの開発を進める。従来のロボットハンドはさまざまな種類の対象物に一度に対応することが難しかった。そのため、ピースピッキング向けでは吸引型が使われることが多かった。ただし、つかむ対象の材料や構造によっては、破損させる場合があった。