0001風吹けば名無し
2022/09/02(金) 13:08:27.73ID:NkaWzLNS0福岡市の大型商業施設で2020年8月、客の女性(当時21歳)が少年(17)に刺殺された事件は、28日で発生から2年となる。少年が事件前に1日だけ入所した 更生保護施設 の理事長、工藤良さん(45)は7月、実刑判決を受けた後の少年と面会。「再犯させないためには、少年を孤独にしてはいけないと感じた。今後も関わり続けたい」と語る。(村上喬亮)
工藤さんが少年と出会ったのは20年春。少年が少年院を仮退院する約3か月前のことだった。母親に引き取りを断られ、急きょ少年院側から打診されたが、受け入れることにためらいはなかった。少年は面接や手紙で仮退院後の生活に前向きな姿勢を示し、母親の拒絶も「仕方ない」と話すなど落ち着いた印象だったという。
しかし、少年は工藤さんが運営する更生保護施設「田川ふれ愛義塾」(福岡県田川市)を1日で抜け出し、仮退院2日後の20年8月28日夜、事件が起きた。工藤さんは「頭が真っ白になった」と振り返る。
「本心に気づけなかった」「もう少し一緒に過ごす時間があれば」。事件後は自問自答する日々が続いた。少年から6通の手紙が届いたが、誰かに書かされているような印象を受け、返事はしなかった。ただ、関わった大人として責任を感じており、判決が出れば話がしたいと考えていた
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少年を孤独にしてはいけないと話す工藤さん(23日、福岡県田川市で)