味方「奴はライトフックに頼る癖がある」主人公「はい…!」
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モブ先輩「ギャハハ、掃除要員君がウチの期待のエースに勝てるわけないだろ!」
敵「なんだか初心者虐めみたいで嫌だな…」
敵「俺、熱くなると手加減とかできないからさ、適当にギブアップしてくれよ、主人公君」
モブ女「さすが敵様、格好いい!」
審判「ラウンド1!」
味方(あいつは極端にライトフックに頼る癖がある…)
味方(徹底してヘッドの守りを固めてくれ!)
同級生A「どれだけ持つと思う?俺は二分で」
同級生B「三十秒、主人公の降参で」
ヒロイン(何考えてるの…?敵君と一ラウンド打ち合える一年生なんていないんだよ!?) 敵(内側にガンガン入ってくるせいで、フックに威力が乗らない…)
敵(馬鹿の一つ覚えみたいに飛び込んでくる)
主人公「……」
同級生A「お、おい、主人公の奴…二分経ったけど、一度もダウン取られてねえぞ!?」
同級生B「調子悪いのかな…敵君」
敵(ガードを…下せオラ、クソ雑魚が!)ガンガンガン
主人公「…」シュッ
敵(スウェー…この俺が、こんな奴に見切られた?) 味方「大振りで体勢が崩れた…今だ!」
主人公「…っ!」ガツ
敵(顎…!)ドタッ
同級生A「ダ、ダウンした…敵君が!」
同級生B「嘘だろ…!」
敵(ただのスリップだろうが…)ヨロ
審判「ら、ラウンド1、そこまで!」
モブ先輩「嘘だろ…あいつ、ゼロダウンで凌ぎやがった」
敵「……」
味方(よくやったぞ…主人公君!) 味方(所詮は同じ一年生…それに、あいつは才能に溺れている)
味方(敵のライトフックのタイミングを完全に主人公は物にした!)
味方(勝てるぞ…この勝負!)
審判「ラウンド2、開始!」
敵「…あのさ、主人公君」
主人公「…?」
敵「ムカついたからさ、縛りプレイやめるわ」ユラッ
敵「一ラウンドで叩き潰すのに楽だから好きだったんだけど、そんな露骨に対策されたら仕方ないよね、卑怯者が」
主人公「!?」 敵「なんか勘違いしてた…?そういう雑魚の思い上がり、一番嫌いなんだわ」
敵「今からマジで殴り殺すね」
同級生A「お、おい…あいつ、雰囲気変わったぞ…」
同級生B「敵君…?」
味方(癖じゃ、なかったのか…?)
味方(入部から半年…ずっと?お遊びで?)ゾクッ
こういういい子振ってた奴が本性表してパワーアップする展開いいよね 敵(こんな奴相手に…俺が3ラウンドまでもつれ込むだと!?)
敵「倒れろよクソがぁ!」ガンガンガン
主人公「……」ぜぇぜえ
同級生A「あいつ、舐めてたわ…すげえ奴だったんだな」
同級生B「だけど…敵君はやっぱり別格だ」
ヒロイン(頑張ったのはわかったから…お願い、ギブアップして!)
ヒロイン(それ以上は…)
敵(残り二十秒…?)
敵(この俺がこんな奴相手に、判定勝ちなんてダサい勝ち方できるかよ!)ゴウッ
敵「死ねおらぁっ!」ブンッブンッ
味方「あいつ、まだあんな体力が!?」 敵「ははは!ガードが下がってるぞ主人公ォォ!」
敵「もう腕も上がんねえなァ!?」
味方(主人公…逃げて時間を稼げ!)
味方(お前は…本当によく頑張った!もうお前を馬鹿にする奴なんていない!)ギュッ
主人公「……」
主人公(見える…この試合だけで百回は見た、敵君のライトフック)
敵「頭砕け散って死ね雑魚がッ!」 主人公「…」シュッ
ガツッ
敵「あ?」ガクン
味方(敵の速さを利用した、カウンターフック…!?)
敵(この程度…)ググッ
敵(最初のフックと、同じ位置…)ヨロッ
ドサッ
審判「テ、テンカウント、テンカウント!」
審判「主人公のKO勝ち…っ!」
こういうギリギリの差でジャイアントキリングするの熱いよな イッチ話めっちゃおもろいやん
ワイ原作やるからイッチ作画やって天下取ろうや ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています