JR運転士、線路内に少年の姿を見つけて非常ブレーキ…間に合わず死亡

24日午前8時頃、広島県東広島市西条吉行東のJR山陽線西高屋―西条駅間の神保浜第8踏切(警報機、遮断機付き)で、少年が糸崎発五日市行きの普通電車(6両編成)にはねられ、その場で死亡が確認された。乗客約180人にけがはなかった。東広島市消防局によると、少年は14歳とみられる。

 東広島署やJR西日本によると、踏切の警報機や遮断機は正常に作動しており、運転士が線路内にいる少年の姿を見つけて非常ブレーキをかけたが、間に合わなかったといい、同署が少年の身元や当時の状況を調べている。

 この事故で、上下線9本が運休するなどし、約6000人に影響が出た。