東日本大震災の影響で、給食を取りやめたり、おかずのない給食を出したりする小中学校が首都圏で相次いでいる。給食センターや食品工場が壊れたり、食材不足や計画停電が響いたり。新入生を迎える4月になっても本来の給食に戻せない学校も出かねない。

 配膳中、6年3組の担任の鎌形真喜子教諭(29)は「被災地は大変な状況が続いています」と子どもたちに語りかけた。大森千尋さん(12)は「被災地の人たちのことを考えたら、すごくおいしく感じる」と話した。