日本軍戦車に対し小銃と手投げ弾だけで持たせ応戦しろと兵隊さんに命令

**風吹けば名無し** · 2022/08/16(火) 15:58:00.30

「まさに地獄だった」ビルマ戦線…爆撃で１６人失った部隊は退却時全滅、今も耳に残る仲間の断末魔

マンダレー近くでは、敵の戦車隊に対し、１人ずつ穴を掘って、小銃と手投げ弾だけで応戦。穴が浅く、戦車に踏みつぶされた兵士の「ウォー」という断末魔は、今も耳に残る。

**風吹けば名無し** · 2022/08/16(火) 15:58:57.97

　第２次世界大戦中に学徒出陣した山本栄策さん（１０１）（滋賀県草津市）は、ビルマ（現ミャンマー）戦線の惨状を、地元の小学生らに語ってきた。血まみれになった戦友の最期の言葉、右足に残る傷痕――。戦後７７年の終戦の日を迎える今月には、自身の体験を基にした小説をほぼ書き上げ、「命の大切さを後世に伝えたい」と願う。（田村美穂）

　ドンドーン、バリバリ――。１９４４年６月、ビルマと中国の国境付近のジャングルを爆音が切り裂いた。

　敵機４機による突然の爆撃と機銃掃射。部隊から約５０メートル離れた谷川で飯ごうを洗っていた山本さんは慌てて身を潜めた。約４０分後、部隊に戻って目にした光景は「まさに地獄だった」。

　辺りは血の海。顔を半分吹き飛ばされて即死した者、手足がちぎれて「痛い、痛い」と叫ぶ者。かわいがってくれた先輩の上等兵は首に爆弾の破片を受け、「俺をひと思いに殺してくれ」と苦しげに声を振り絞り、息絶えた。

**風吹けば名無し** · 2022/08/16(火) 15:59:51.03

　山本さんは４２年９月、東京農業大を繰り上げ卒業し、陸軍に徴兵された。４４年３月、歩兵第１１９連隊の上等兵として出征。任務は、米英から中国への物資支援ルートを遮断するため龍陵（中国雲南省）に展開する日本の守備隊の支援だった。

　爆撃で１６人を失った部隊はその後、龍陵に到着。近くの山に陣地を築いた。中国など連合軍からは２００門を超える大砲から雨のように砲撃が浴びせられ、仲間は次々と倒れていった。

　武器や食料の補給もなく、全滅を覚悟した時、撤退命令が出た。マラリアで高熱にうなされる仲間の上等兵に「連れて行ってくれ」と懇願されたが、「すまない」と置き去りにするほかなかった。

　走って退却する際、足を滑らせて意識を失った。気がつけば約４０メートルの崖下に転落していた。地面のシダがクッションとなり、一命はとりとめたが、足を引きずって２日間ジャングルをさまよった。乾パンと水が尽き、なんとか本隊にたどり着いた時、十数人いた自分の部隊が全滅したことを知り、むせび泣いた。

**風吹けば名無し** · 2022/08/16(火) 16:00:49.98

　龍陵を脱した後、ビルマの戦地を転々とした。マンダレー近くでは、敵の戦車隊に対し、１人ずつ穴を掘って、小銃と手投げ弾だけで応戦。穴が浅く、戦車に踏みつぶされた兵士の「ウォー」という断末魔は、今も耳に残る。

　４５年８月、ラングーン（現ヤンゴン）近くで敵機の機銃掃射に遭った。右足の小指と薬指の骨が２本飛び出す大けが。その３日後、野戦病院で終戦を迎えた。戦死した多くの指揮官や戦友たちを思うと、悔しくて涙がこぼれた。

◇
　４６年６月、２５歳で復員し、「国の復興に尽くしたい」と滋賀県庁に入庁。農地開拓などを担当し、結婚して１男１女にも恵まれたが、戦地の惨状は頭から離れなかった。ウナギのかば焼きが口にできなくなった。戦場で焼いて食べた蛇とにおいが同じで、食べても吐いてしまうからだ。

　長年、戦争の話をするのは避けてきた。１３万７０００人の日本軍人・軍属が戦没したビルマ戦線。自分が生還したことに後ろめたさを抱えていた。

◇
　８０歳を過ぎ、小学校などで戦争体験を語るようになったのは、戦争の記憶の風化が進むことに危機感を覚えたからだ。これまでの講演は約３０回を数える。

　今年２月には、ロシアがウクライナを侵略。多くの兵士や民間人が命を落とす現状に、むなしさを覚える。

　コロナ禍の昨年からは、戦争体験を基に小説の執筆を始めた。毎日５時間、パソコンに向かい、今月、ほぼ書き終えた。

　終戦の日を前に、こう語る。「平和な日常は、決して当たり前にあるものではない。後世の人たちには平和の尊さを感じ続けてもらいたい」

**風吹けば名無し** · 2022/08/16(火) 16:03:08.51

反日か？皇軍には大和魂があるんだが？

**風吹けば名無し** · 2022/08/16(火) 16:04:22.27

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