当初、Mさんは自分の子が加害者だとは露にも思わなかった。昨年4月の文春オンラインの一報で爽彩さんの事件を知り、加害者や事件に対して怒りが込み上げていたという。 

「実は昨年2月に中学生の女の子が失踪したという情報はSNSなどで知った記憶があり、昨年4月にその女の子が亡くなっていたことを文春オンラインの報道で知りました。そして、女の子が亡くなった原因にイジメがあり、こんな酷いことをする中学生がこの世にいるのかと思いました。私の周りでもこの事件が話題となり、あまりの酷さに涙する人もいて、自分も『この加害者たちだけは絶対に許せない』と周囲に話したくらいでした」 

 報道からほどなくして、Mさんは爽彩さんの事件のことをネットで検索。そこで目の当たりにしたのはネット上に書かれた実子の名前だった。