静岡地検の事務官による情報漏えい事件で、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕された
検察事務官の女(30)=富士宮市小泉=が、指定暴力団組幹部の男(39)=同法(唆し)違反容疑で逮捕
=に対し、4年ほど前の知り合って間もないころ、「これからよろしく頼みます」と携帯電話のメールを送っていたことが、
5日までの捜査関係者への取材で分かった。
県警によると、女は当時、建設業の男(38)=同法(唆し)違反容疑で逮捕=と交際を始めていた。
県警は、女が交際相手の評価が暴力団関係者内で高まることを期待して、組幹部の男に無償で情報を横流ししたとみて、
詳しい動機を調べている。

捜査関係者によると、女は4年ほど前、建設業の男から、組幹部の男を交えて食事した席上で、
暴力団関係者だと紹介を受けていたことも判明した。女が組幹部の男に「よろしく」とメールを送ったのはこの直後だったとみられている。

女の逮捕容疑は、静岡地検に勤務していた2010年12月下旬、暴力団組員らによる保険金詐欺事件の捜査情報などを、
メールで組幹部の男に漏らした疑い。
県警は3人の携帯電話の解析結果などから、女は約4年前から、暴力団をめぐる約10件の事件の捜査情報を漏らしていた
可能性があるとみている。