僕は外に出た。
それは反射的なものだった。
あまりにもノスタルジックを感じるこの風景を、もっと感じたかったから。

小銭をポッケに入れ、ジャラジャラと音をたてながら僕は駄菓子屋に向かった。

腹が減っては戦は出来ぬと、僕はそんな気持ちで駄菓子屋に向かっていた。

駄菓子屋についたら、流れていく汗を拭う。
僕はヤングドーナツを2つ買った。そして一瞬で食い終わる。
しょっぱさを求める舌に従って、うまい棒と酢だこさん太郎を2つずつ買う。
おじちゃんは笑みを浮かべながら僕に一個ずつおまけをくれた。
そして一瞬で食い終わる。中学生の僕でも、流石に腹がふくれた。
僕は舌にドンパッチを乗っけて、サイダーを一気に流し込む。
シュワシュワとパチパチの刺激が僕を快感へと導く。
そして僕は駄菓子屋の横のベンチで休んだ後、家へ帰った。