人は自ら求めて悪を行うことは無い。何かを行う時、人はそれが善いから行うのである。それゆえ、人が正しい(善い)と分かっていてそれを行わず、不正(悪)を行うという現象は、実は、その人が正しさ(善)を知らないからだと、ソクラテスはいう。