氷河期世代(生活保護受給者)「ナマポはいい税金の使い方」←!?
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どこが?お前のために税金払ってもなんの見返りもないんだけど
子供の学校教育とかに使ったほうが絶対いいだろ
馬鹿なのか? 誰よりも政治の力に頼って生きてるんじゃないんか
むしろ感謝するべきやろこの国になめとんのか
納税もしてないんやろ? 誰よりも環境に甘えてるお前が言えるセリフじゃないやろ
人の金で生きてるんだからそこは反省せーや
国の負担なんやぞ 消費税納めてるってそれも誰かの税金で払ってんだろ
やっぱ氷河期世代って馬鹿なんだな
毎日こんな屁理屈で生きてんのか? 人の金でわざわざ生きる意味がわからん
親から金もらって生活しろよ
人に迷惑かけるなや 消費してるから経済に貢献してるって言いたいんやろうけど
労働も納税もせずに消費だけされても経済にむしろ悪影響しかないんだが
お前らのために納める税金がなければそれを消費に回せるだろアホが 年収900万未満の人が社会のお荷物ならお前は一体何になるの?w
それ自分で自分の首絞めてない? どさくさに紛れて納めてるサイドに入り込もうとしてくるの草 ナマポじゃ女から相手にされんやろ?
どうやって男としての自分を正当化していくんや?
税金で生きてる40代の爺なんて女からは汚物ぐらいにしか思ってないし
気持ち悪いだろ よく他人にそんな感情的になれるな
ナマポとかまあ確かにずるいけど他人の事だからそんな気にならんわ 近場の山をハイキング中、デジカメで写真を撮りまくったという。
奇妙なことに、何もないのにスマイルフォーカスが反応する場所が幾つもあった。
試しに何枚か撮ってみたが、何もおかしい物は写っていない。
後で整理することにして、そのままハイキングを続けた。
家に帰ってから確認したところ、先に確認した際は何も写っていなかった画像に、おかしなモノが写り込んでいた。
藪の中に、人の顔が幾つも浮かび上がっている。こちらを興味深そうに見つめながら。
あることに気が付き、慌ててその手の画像を全部消去したそうだ。
「写ってた顔な、どれも鼻が異常に長かったんだよ」
信心深い彼は、畏れた様子でそんなことを言っていた。 山奥の仕事で荷を背負っている時のこと。
何処からともなくシャボン玉が風に乗って流れてきた。
何でこんな辺鄙な所に?疑問に思っていると、急にその数が増えた。
後から後から途切れることなく、暗い森の中から透明な玉が川のように溢れ出てくる。
一体誰が吹いてるのか。
そう考えているうち、なぜかわからないが怖くなった。
泡の出てくる方から目を逸らし、道を外れないよう足早にそこを抜けたのだという。
「いや、落ちも何もない話だけどね。
人里離れた場所で場違いな物に出会すと、それだけで怖いものだってわかったよ」
そう彼は言っていた。 私の体験した話。
学生時代に仲間と三人で、冬の山小屋に泊まった時のことだ。
日没前から雪が降り始め、晩飯を終える頃には小屋は雪に閉ざされていた。
雪明かりで外がぼんやりと見渡せる。静寂が耳に痛い。
コーヒーを湧かしながら明日のルートの話をしていると、突然音が響いた。
きぃぃぃぃ
立て付けの悪い戸が開く音だ。聞き慣れた音。
だからこそ戦慄した。
この小さな小屋に戸板と呼べる代物は二つだけ。
どちらも目の届く範囲にあって、しっかりと閉じているのが確認できる。
小屋中を探索してみたが、他に扉はどこにも見つけられない。
空耳かと考えていると、再び戸が開く音がした。
しかも、今回は続いて誰かの歩くような音までが聞こえてきた。
どうにも落ち着かず、交代で見張りを立てて眠りにつくことにした。
結局、その後も何度か何処かの扉が開き、誰かが歩く足音が聞こえていた。
どうにも落ち着かず、その夜は禄に寝られなかった。 山奥の渓流に、鮎釣りに出掛けた時のこと。
その河原に鮎師の姿は無かったが、その代わりに色々な道具が置いてあった。
無造作に投げ出された、高価そうな鮎竿。
天然木で作られた綺麗なタモと、水に半分浸けられた囮缶。
使い込まれた風なクーラーボックスとザック、仕掛けを作るための道具箱等。
鮎竿は組まれた状態で、仕掛けもちゃんと付けてある。
ただ、仕掛けの囮鮎が死んでいた。
誰かが釣りの途中で場を外したのだろうかと思ったが、どうも様子がおかしい。
近くに寄るとタモの上に、これまた死んだ鮎が載っていることに気がついた。
まるで、釣り上げた鮎を針から外した直後に、当の釣り人がパッと宙に消えた。……そんな情景を想像してしまった。
「誰かいませんか?」
そう呼ばわりながら、囮缶を開けてみた。
白い腹を上にした囮鮎が何匹か、その中に浮いている。
やはりすべての鮎が死んでいた。 どうにも不気味だったので、別のポイントで釣ることにしてそこを離れた。
帰り際にも覗いてみたが、道具は彼が見た状態のままで捨て置かれていた。
釣り人が帰ってくる気配はない。
一応漁協に報せておいたが、今に至るも詳細は不明のままである。
「事故じゃなかったのならいいんだけど、ちょっと気持ち悪いよね」
そんな事を言いながら、彼は相も変わらずそこの沢に通っているそうだ。 友人の話。
アスリート達がよく合宿で使っている山があるそうだ。
そこの道を登っていると、後ろから「おう!」と声が掛けられることがある。
振り向いても誰もいない。
おかしいなと思いながら歩き続けていると、再び「おう!」と来る。
やはり誰の姿も見えないのだが、
そう何度も声掛けをくり返されている内に段々急かされているような感じになって、
結局最後は小走りで道を登り切る羽目になるのだと。
その怪は『体育会系』という名で呼ばれていた。
不思議なことに、嫌われていた様子は特になかったらしい。
「アスリートの幽霊か、はたまた彼らに影響を受けた物の怪か。
今だったら差し詰め『脳筋』って渾名になっていたかもね」
この話を聞かせてくれた友人は、そう言って笑っていた。 知り合いの話。
近場の山で一人ハイキングを楽しんでいた時のことだ。
帰り道、急にザックが重くなりだした。
疲れが溜まっているのかななどと暢気に考えていたが、やがて荷が重くて動けなくなる。
いやこれはどうにもおかしいぞ、とその場でザックを下ろし、中身を確認した。
すると底の方に、見覚えのない真っ黒な石が一つあった。
握り拳ほどの大きさだ。
こんな石が何処で入ったんだろうと不思議に思いながら、投げ捨てる。
その他は何もおかしな点はなく、首を傾げながらもう一度パッキングしてみた。
荷物は元の軽さに戻っており、今度は支障なく下山できたという。 フィールドワークで山を一人で巡っていた時のことだ。
軽い疲れを覚える頃、小さいが綺麗な池を見つけた。
丁度良いと休憩に入る。
腰を下ろして一服していると、池の水面が俄に波立った。
そして波紋の中心から、何者かがヌッと立ち上がる。
全身ずぶ濡れの、髪の長い女性だった。
今風の白いワンピース姿だったという。
驚いて竦む知り合いに向かい、女は唐突に尋ねてきた。
「ヤマモトくん?」
彼の名はヤマモトではない。
混乱して声を出せないでいると、「待っていたわ」と続けてきた。
その雰囲気に、何か危険なものを感じて我に返り、即座に否定した。
「いや違います、ヤマモトじゃないです!」
女はジッと彼の顔を見つめ直すと、再び尋ねてくる。
「ヤマモトくんじゃないの?」
「はい違います、僕は断じてヤマモトではありません!」
声を張り上げて全力で否定すると、女はのっぺりとした無表情になる。
「そう」とつまらなさそうに呟くと、女は水に溶けるように崩れて消えた。
女が完全にいなくなったのを確認してから、彼はその場から逃げ出した。
その後は、その池の近くには決して近よらないようにしているそうだ。 夜中、山裾にある橋を通り掛かった時のことだ。
下の川から、ゴリゴリと何かを擦り付ける重い音がした。
橋の中程で自転車を降り、弱い外灯の光を頼りに目を凝らした。
黒い水の中、頭を突き出した石塊が幾つも、独りでに動いていた。
どれもこれも、とても人が抱えて動かせないような大きい石だ。
手近な小石を拾い上げ、動く大石の上に落としてみた。
小石が当たって硬い音を立てると、どの石もピタッと動きを止めた。
まるで、生き物が辺りの気配を伺っている、そんな印象だった。
やがて石は再び動き始めた。
下の河原に下りるのは少々不気味だったので、それ以上見るのは止めてそこを離れたのだという。
「え、それだけ?」と尋ねる私に、
「うん、それだけ」とあっさり答える友人だった。 幼い頃、祖父と二人で山に籠もっていた夜のこと。
炭焼きをしていた祖父の庵へ、キャンプ感覚で遊びに行っていたものらしい。
夕食の片付けを終え、屋内へ戻ろうとしていると、祖父が血相を変えて出て来た。
やおら手に握っていた炭を彼に向かって投げ付ける。
まだ熱い炭は、ビックリして硬直した彼のすぐ頭上を越えていった。
鈍い衝突音と小さな悲鳴が聞こえ、いきなり背後で風が巻き起こる。
悲鳴は明らかに人の声、それも若い女性のものだった。
驚いて振り返ったがバサバサと何か羽ばたくような音がするのみ。
闇の中には何も見えなかった。
ホッとした顔の祖父は、彼を中に引き入れ、直ぐに寝かし付けてしまった。
何を聞いても、口をへの字にして教えてくれなかったらしい。
その後、何故か祖父は山に招いてくれなくなり、彼も何となく行き辛いのだという。 彼の実家にある裏山の奥には、神様が住んでいるのだそうだ。
その御名はカガシサマ。
平安時代の公家みたい衣服を着ているが、首から上は赤楝蛇のそれなのだと。御丁寧に烏帽子までつけて。
実家ではかなりの昔から目撃されていたらしい。
当初は物の怪扱いされていたそうだが、いつの間にか神様みたいな扱いに変わり、
明治の頭には先祖の一人が小さな祠まで造ったのだという。
しかしこの御先祖様、祀りはしたものの実際に何かを願うことはなかったらしい。
実家に伝わる話では、祠に初めて願掛けした日の夜、カガシ様が夢枕に立ったそうで。
「おお、早速聞き入れていただけましたか」
そう喜ぶ御先祖に向かい、カガシ様は短い文句を口にして消えた。
「小面倒くさいことをわざわざここまで言いに来るな」――と、ただそれだけ。
このため、カガシ様に何かを願うことはしなくなったのだとか。
ただそれでも御先祖様は、祠の手入れを欠かさなかったと聞く。
今の代も、簡単ではあるが祠の世話をしているそうだ。 彼の住む町を少し外れた辺りに、木々も疎らな岩山があるのだという。
その山腹中頃に、不思議な岩室があるそうだ。
そこに置いておいた物は、時間が経過してもほとんど傷まないというのだ。
昔は農作物を貯蔵していたのだと言われている。
「でもね、江戸時代の終わり頃から使われなくなったんだって。
大きな飢饉があった時、埋葬が間に合わない遺体をそこに置いていたんだと。
腐らないから。確かにそんな事があったんじゃ、近よりたくはないかなぁ」
今ではそこに通じる道も潰れてしまい、知る者も少なくなっているそうだ。 手掘りの古い鉱坑がいくつも残っている森林があるのだという。
子供たちはその近くで遊ぶことを固く禁じられていた。
時々、廃坑から何かが出てきて、子供を攫って穴の中へ連れ去るからなのだと。
何が出てきているのかは、直に目撃した者がいないのでわからない。
気が付いた時には、もう子供の悲鳴だけが穴の奥へ遠ざかっていくところで、
一体何が子を攫っているのかは不明のままだ。
しかし消えた子供は、何日か後にひょっこりと戻ってくるという。
攫われてから帰ってくるまでの記憶を、綺麗さっぱりと失くして。
そして奇妙なことに、決して怒ることがなくなっているらしい。
まるで去勢でもされたかのように、どんな悪餓鬼も大人しく良い子になっていた。
子供が帰ってきたことは嬉しいが、どことなく不気味でもある……。
そんな話が増えてきたため、そこで遊ぶことが禁じられたそうだ。
現在は森林の中に鉄条網が設置されており、近づくことは出来ないのだという。 40代で健康体なのに生活保護って受けられるものなん? 知り合いの話。
彼はかつて漢方薬の買い付けの為、中国の奥地に入り込んでいたことがあるという。
その時に何度か不思議なことを見聞きしたらしい。
「大陸の奥の奥、それこそシルクロードに繋がるあたりに、奇妙な砂丘があったんです。
緑成す山を登り切ると、いきなり目の前が見渡す限り砂に変わりまして。
ついさっきまで木々が茂っていたのに、それこそ地形に線が引かれたかのように、
スパッとそこから砂丘になっているんですよ。
不思議な光景でした」
「地の人に聞いたのですが、この砂丘には不思議な泉が現れていたそうです。
森から砂に踏み込んでしまい、行き倒れになり掛かった人がいると、そのすぐ前に突然水が湧き出すのだとか。
水はあれよという間に大きな泉へと変じ、その人の喉を潤してくれるそうです。
なぜか小さな魚まで泳いでいて、手掴みで取れる程なのだとか。
遭難者が活力を取り戻すと、現れた時と同様、あっという間に泉は姿を消すそうで。
救われた者も多かったそうですよ」
「残念ながら、今は森も荒れた兀山に変わってしまい、砂丘も砂漠と呼んでいい程の大きさになってしまいました。
不思議な泉も、目撃した人がいなくなって久しいようです。
こういうのも自然破壊って言うのでしょうかねぇ」
彼はどこか寂しげに、この話を締めくくった。 山道を歩いていると、小さな駄菓子屋に出会した。
喉の渇きでも癒そうと入ってみたが、置いてある商品は見覚えのない不思議なものばかり。
何の動物を模したのか全然わからないお面だとか、硝子瓶に沢山詰められた目玉だとか、
中身が入っているのかゴトゴト音を立てている壺だとか。
描写すると不気味な物ばかりなのだが、なぜか、怖いとは感じなかったのだそうだ。
札に書かれている字も、まったく読めない。
店に人の姿はなく、何度か呼んでみたが、誰か出てくる様子もない。
諦めて、何も買わずにそこを出た。
後日、仲間内でこの話をしたところ、
「あんな山奥に駄菓子屋なんかある訳ないだろう」と言われた。
その後も何度かそこを通っているが、あの駄菓子屋はどこにも見当たらないという。 湖の傍にあるキャンプ場で、キャンプファイヤーを楽しんでいた時のことだ。
歓談中に尿意を覚え、トイレへと出かけた。
すっきりして帰ってくると、自分の座っていた場所に誰かが腰を下ろしていた。
自分だった。
自分と同じ姿をした背中が、皆の話を楽しそうに聞いている。
立ち竦んでいると、仲間の一人が異変に気がついた。
スコップを手に取り、座っている何かに向かい、灰を一掬いして投げ付ける。
パッと姿が消えた。
誰もそこには座っていない。
他の仲間は一瞬驚いたが、「あぁ、またか」といった顔で話を再開した。
呆然とする彼に、灰を投げた者が説明してくれた。
そこのキャンプ場では、こういったことが結構な頻度で起こるのだという。
経験した仲間も結構いるが、特に何もないから気にするなと言われたそうだ。 彼の親族が、所有している山で奇妙な獣を見たらしい。
身体は野良犬であったが、その顔が人間のものだったというのだ。
ニヤニヤと笑う中年の男のもので、どことなく下品な印象を受けたとか。
それからしばらくして、今度は人面の鹿を見たと言い出した。
やはり、あの中年男の顔をしていたそうだ。
その後もその山で、魚、蛇、猿など、何度となく人面の獣を見たらしい。
どれも皆、あの男性の下品な顔がついていたという。
どうやらこの獣は親族の顔を覚えたようで、最近ではニヤニヤ笑いながら足元へ近よってくるようになった。
気味の悪いことこの上なく、目撃したら一目散に逃げるようにしたそうだ。
「そのおっちゃんの顔に、全然見覚えがないんだとさ。
どうして自分の山に現れるのか、まったくわからないのが嫌なんだって」
この親族、先日狩猟免許を取得し、山に入る際には銃を携えるようになった。
……その内何か凄い報告が聞けそうで、彼と話す時はドキドキしている私である。 >>27
受けれるぞ
氷河期世代は意地でもナマポとりにいく 彼とは随分昔からの山仲間なのだが、すっかり出不精になった私と違い、あちらは今でもよく山に登っている。
この前久しぶりに逢った際、最近はどこを登っているのかという話になった。
よく一緒に登っていた岳を思い出した私は、「あそこには今でも行っているの?」と尋ねた。
彼は顔を顰めて、次のような話を聞かせてくれた。
「今はあそこに登ってない。っていうか近寄っていない。
前にS君と登ったんだけど、下りてから彼が変なことを言ったんだ。
『今でもキスリングを使ってる人、いるんだな』って。
何のことだと尋ねたら、
『僕らの前に、キスリングと鳥打ち帽姿の登山者が歩いていただろ』って、そんなことを言う」
キスリングザックとは、昔使われていた帆布製のリュックサックのことだ。
大容量で頑丈だが、横幅が広い構造で、肩への負担が大きい。
またパッキングも難しいことから、今ではほとんど使われなくなっている。
「S君によると『下りの途中からずっと見えてたぞ』なんて言うんだけど。
僕はそんな格好の登山者なんて、誰一人見ていないんだ。
というか、あの日は僕ら以外、誰もあの山道を歩いてなんていなかった。
彼は『いた!』、僕は『いない!』って押し問答になったんだけど、まぁそこは取りあえずそれで終わったんだよね」 「後日、別の山仲間にこの話をしてみたんだ。何の気なしに。
そうしたら、えらく不気味な話を教えてくれた。
その彼女曰く『私たちもあの山で同じ体験をしたことがあるわ』って。
まったく同様に、彼女の連れの内、一人だけが目撃していたんだって。
そう、古風なキスリングを背負った男性の姿を」
「見えた子は『私って霊感があるから』なんて嘯いていたそうだけど、
それから二ヶ月くらい後に、突然死んじゃったらしい。
その内に誰かが『あの子が見た男性は、死神だったんじゃないか』なんて言い出して、えらく怖い思いをしたんだとか」
そこまで聞いてから、私は静かに問うた。
「……この前君と逢ったのは、S君の葬式の時だったよね。
今聞かせてくれた話は、一体いつぐらい前の話なんだい?」
彼が答えるに、
「葬儀の日より二ヶ月以上は前だね。三ヶ月は経っていなかったと思う」
少し鳥肌が立った。
「……本当に死神を見たのかな?」と言う私に、しかし彼は否定的だった。
「いやそりゃ、違うと思うんだけどね。
あそこって結構有名所だし、年に一体何人が登ってると思ってんの。
話題にそうそう上らないってことは、何とも無い人が大部分なんだろ。
実際、僕らも結構あの山に登ったけど、まったく何も無かったじゃない」
「でもねぇ……」そう私が零すと、
「だよねぇ。どこか薄気味が悪くて、ちょっと登れなくなっちゃった」
彼は顔を顰めながらそう返答した。 知り合いの話。
彼の住んでいる集落の山には、細くて長い農道があるのだという。
そこを歩いていると、よく自分を失うらしい。
心ここにあらずといった感じになり、道の上にただ呆然と立ち竦んでしまう。
鳥の声などでハッと我に返ると、軽く数時間が経過しているのだとか。
その道は、地元では『マガツジ』と呼ばれているそうで、一人でいる場合は通らない方がよいとされているそうだ。
「俺、そこは何度も軽トラで通ってるけど、変な体験をしたことはないよ。
というか皆が言うには、車とかに乗っていると大丈夫らしい。
いや、用もないのに、わざわざ歩いて通ろうとは思わないな。
だってそんな体験しちゃったら、何か嫌じゃないか」
そう言って、彼は肩を竦めていた。 幼少の時分、薪で風呂水を沸かすのが彼の仕事だった。
裏山に干してある薪を母屋まで持っており、そこで割ってから火を点けていたのだという。
竈の火を見ながら、よく昼間獲ったイナゴを竹串に刺して炙っていた。
おやつ替わりに囓っていたのだという。
その日も何匹目かのイナゴを串に刺し、火の中へ突っ込んだところ、いきなりグイと強い力で引かれた。
「あっ」と思う間もなく、イナゴは竹串ごと竈の中へ引きずり込まれた。
しばらく火を睨んでいたが、別に何の異常もなかった。
しかし気味が悪くて、その日はそこでイナゴをつまむのを止めた。
風呂は問題なく沸かせたということだ。
「その後も何回か、竈にイナゴを盗られたよ。
でもまぁ、馴れちゃったというか、気にしなくなっていたな。
小学生に上がる頃には灯油の給湯器になったから、あの竈も潰してた。
あれって一体何だったのかな」
彼は懐かしそうな顔でこの話をしてくれた。 団体の事業でタイの山奥に行った時。
村長の家で宴会となり、夜遅くまで大勢の日本人とタイ人が唄って騒いでいた。
酒が呑めない私はグデグデになり、一人でホームステイ先の家へ帰ることにする。
フラフラと歩き出したが、そこは酔っ払いのこと、まともに歩ける訳がない。
階段に向かわずに、高床の段差から足を突き出すと、そのままパッと真下に消えてしまったらしい。
「あぁ、落ちた!」と仲間が慌てて、一メートル以上は低い土間を確認したが、
そこには鶏が走り回っているだけで、私の姿はもう見えなかったとか。
心配した仲間の一人がホームステイ先を尋ねると、私が蚊帳の中で大の字になって爆睡していたそうだ。
「真っ暗だったっていうのに、よく川にも落ちずに帰れたな」
翌朝、目が覚めると口々にそう言われた。
村長の家からホームステイした家までの間に、かなりの幅のある川があったのだ。
蔓で出来た吊り橋を渡らなければ戻れないので、確かによく落ちなかったものだと自分でも思った。
一生懸命記憶を辿ると、誰かに手を引いてもらって誘導された憶えがある。
ただ、それが誰なのかは結局思い出せなかった。
現地の村人やスタッフに聞いても、誰もそんなことはしていないという。
その村にはもう二日滞在する予定だったので、それ以上気にしないように努めた。
考えすぎると、何か怖いことを思い出しそうな気がして。
事業は無事に終わり、私もそれ以上変わった体験はしなかった。 刈り取りが終わった山田を歩いていると、どこからか「おーい!」と呼ぶ若い女性の声がする。
誰かが助けを求めているのかと捜してみると、田圃の中に突っ立っている女子高生を見つけた。
「どうした?」と声を掛けながら走り寄る。
近くまで寄ってからようやく、それが生きた人間でないことに気が付いた
そこに立っていたのは、マネキンに鬘とセーラー服を着せて作った案山子だった。
三つ編み頭で一本足、両手をだらりと脇に下げている。
「一体あの声は何だったんだ?」と気味悪く思いながら、畦に戻ろうと背を向けた。
二、三歩ほど引き返したところ、すぐ背後からまたあの声が掛けられる。
「おーい!」
慌てて振り向いたが、やはりそこには件の案山子が立っているだけだ。
急に一人でいるのが恐ろしくなり、走って逃げ出したという。
田が見えなくなるまで、背後からは「おーい!」と呼び続ける声が聞こえていたそうだ。 知り合いの話。
実家の持山に入った時のことだ。
うっかりと下りる筋を間違えたらしく、見覚えのない広場に出た。
刻は既に夕暮れで、「暗くなる前に知った道に戻らなければ」と焦っていた。
方角を確認し歩き出そうとすると、プンとした匂いが鼻に届いた。
彼は過去に大型犬を飼っていたそうだが、その獣臭によく似ていたという。
目を凝らすと、広場の奥まった藪中に小さな社があるのに気が付いた。
傷んだ社の前には、毛むくじゃらの何かが蹲っていた。
臭いが更にキツくなり、その後に唸り声が聞こえてきた。
何物か正体はわからないが、怒っている!?
次の瞬間、強い風が全身に吹き付けてきた。
フワリと身体が宙に浮き、そのままコロコロと地面の上を転がる羽目になる。
恐る恐る身を起こしてみると、そこは自分の見知った山道だったそうだ。
その後、何度かあの広場に行ってみようとしたが、未だ辿り着けていないという。 実家の山村へ里帰りした折のことだ。
夜、久しぶりに川へ鰻釣りに行こうとすると、祖父に注意を受けた。
「この時期の川はスッポンが出るかもしれんから気を付けろ」と。
「スッポンかぁ、鰻がダメならそっちを食べても良いかな」などと考えて、さして気にもせずに出かけたのだが、
いざお目当ての川岸に着いたところ、何やら水際で蠢く小さな影があった。
ライトを向けてみると、赤黒い幼児みたいな生き物が二匹、何かを探しているような調子で浅瀬の石をひっくり返している。
こちらに気が付いたのか、二匹は顔を上げると、彼を見て奇声を上げた。
慌てて逃げ帰った。
状況を察した祖父が「だから気を付けろと言ったろうが」としたり顔で言うのに、
「アレはスッポンじゃなくて、どう見ても河童だったよ!?」と文句を返していると、
祖母が苦笑しながら仲裁をしてくれた。
「ここいらでスッポンってのは、普通に河童のことなんだよ。
正しくはアカスッポンって言うんだけど、爺ちゃん達は皆スッポンとだけ呼ぶの」
「スッポンとカッパじゃ、いくら何でもえらい違いだよな」
彼はぷりぷりと怒りながら、そうボヤいていた。 友人の話。
彼女の地元には、一寸変わった地蔵さまがあるのだという。
街外れの山を少し上った所に祀られているその地蔵さまは、
人の願いをまず確実に叶えてくれるのだというのだ。
ただし、大人の女性限定。
ここに女性が願掛けに行くと、その夜中に何者かが家の寝床に侵入してきて、
あんな事やこんな事をウリャウリャされてしまうのだそうで。
それと引き換えに願い事が叶うのだと言われている。
何というか、後家さんに大層人気があったといい、
その為かこの地蔵さま、昔から『寡婦地蔵』とか『ヤモメさん』などと呼ばれていた。
「君は願掛けしたことあるの?」と私が聞くと、
「私は絶対に近寄らない」と無表情に返された。
聞くんじゃなかった。怖かった。 彼の実家の山には、その昔クサマラと呼ばれた化け物が出ていたそうだ。
当時そこは実家の土地ではなかったらしいが、そこの山道で野宿をすると、この怪に襲われてしまうということだった。
ただし、大人の女性限定。
被害者の話では、丈の高い草むらがガサガサと揺れると、
姿の見えない何かがそこから飛び出してきて、あっという間に押し倒されてしまい、
あんな事やこんな事をウリャウリャされてしまったそうだ。
しかし何故か、クサマラを責めたり恨んだりする者はいなかったらしい。
「テクニシャンだったのかどうか知らないが、まぁ性に関しては大らかな時代だったんだろう。
しかしあまりに噂が広まったんで、地元で風聞が悪いという話になってしまい、
結局うちの先祖がそこの山を買うことになったんだ。
で新しく道を刻んでから、クサマラの出る山道は使えなくした。
それからは、不埒なマラさんは出なくなったということだよ」
苦笑いしながら、彼はこの話を聞かせてくれた。
聞いていた私も苦笑いしていたと思う。 彼女が住んでいる山村には、ある物の怪の話が伝わっているそうだ。
一人で山に入ると、足音がヒタヒタと後をついてくる。
振り向いても何の姿も見えないのだが、その場からすぐに逃げ出さないと、
地に押し倒されて、あんな事やこんな事をウリャウリャされてしまうのだと。
ただし、大人の女性限定。
この目に見えない物の怪はクダンと呼ばれていたそうで、
山に一人で入った女性、それも成熟した者にだけ悪さをしていたらしい。
襲われて運悪く孕んでしまった女性は、人面獣身の怪物を生むという。
こうして生まれた怪物もまたクダンと呼んでいたそうで、
面妖な外見ではあるが、人語を解し、性質も大人しく人に懐きやすかった。
加えて予言や失せ物捜しの神通力を持っていたので、村では重宝していたそうだ。
酷い凶作の年にはわざとクダンのいる山に、単独で女性を登らせたこともあったとか。
「酷い話だよねぇ、まったく。
死にはしないけど生贄だよ、まぁ大昔の与太話だけどね。
子供の頃にこの話を聞かされてからは、一生懸命に身を護る術を考えたものだわ」
そう言いながら、彼女は傍らの猟銃を撫でていた。
「……まさか、そのために狩猟免許を取ったの?」
そう問う私に、彼女は、
「さぁて?」と凄みのある笑みを浮かべた。 皆々様のおっしゃるとおり
テロ反対は絶対正義
つまり、アンチマネーロンダリング及びテロ資金供与防止を
宗教法人に対しても徹底しなければ矛盾が生まれる。
アンチマネーロンダリング及びテロ資金供与防止は
金融機関だけの課題ではない。
fATfの、ガイドラインに沿って
すべての宗教法人や関係するすべての非営利団体に対して
マネーロンダリング及びテロ資金供与につかわれていないか調査してほしい
日本は国際機関からマネロン天国と揶揄されている。
テロ反対は絶対正義
アンチマネーロンダリング及びテロ資金供与防止を徹底しろ
>>1
統一教会は韓国発祥 ワイは氷河期世代じゃないナマポやけどナマポはええ税金の使い方やと思う😁 ナマポ予算で6兆円だぞ
さらに増えるぞ
日本どうするんだよ また壺ウヨが氷河期世代をスケープゴートにしとる
そんなんで統一教会と自民党への批判は止まんぞ >>5
お前もスレ立てて人に迷惑かけてるんだけど?w ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています