魔王ワイ「実はワイはお前より前の転生者でなwこの世界の創造主なんやw」

なろう主人公「なっ、なに!?」

魔王ワイ「てな訳でwお前がこれまでやってきたことぜーんぶ無駄w意味なしw!」

ケモ耳少女「えっ、なんであたし今までこいつみたいなキモイ男についてきてたんだろ……」

奴隷少女「私の真のご主人様は魔王様だったんですね」

姫騎士「ふむ。今日から魔王がわたしの夫となるのだな。異存はない」

なろう主人公「みんな!?」

魔王「ほな、さいならっきょw」

なろう主人公「うわあー---!!!!」

‐そして-

――気が付くと俺は病院のベッドで横たわっていた。
そうか――いままで見てきてたことのすべてが夢――。
トラックに轢かれたあの日からずっと、俺はこの病院で生かされていたのだ。
意識だけは取り戻したものの――声も出せず、手足も失って――ただ、生きているだけの――。
屍。
そう。屍だ。
これだ。これこそが、俺なのだ。
ひどく醜い四十越えの中年の姿だけが、そこに残されていた。

――【了】