男子高校生もナプキンを着用。校内の「生理セミナー」で彼らが学んだこと(集英社オンライン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f626935b3e4beb13e8773450b0b87a855b71cd0

(前略

――男子の皆さんは、このセミナーを受ける前と後、心境の変化や驚いたことなどはありましたか?

男子生徒A「セミナー前も、保健体育の授業で生理の仕組みや『なぜ生理があるのか』ということは知っていましたが、生理中の具体的なことはほとんど知りませんでした。セミナーでは、頭痛や腹痛などの生理の辛い部分を知ることができました」

男子生徒B「僕も、辛いんだろうなということはぼんやり思っていましたが、今回のセミナーを受けて具体的な部分を知り、『何かしてあげたいな』という気持ちになりました。あと、実際に生理用品に触れる機会もあり、吸水面に水を流す実験も行ったのですが、生理用品の吸水量に『こんなに吸うんだ』とびっくりしました」

男子生徒C「PMS(月経前症候群)という言葉も初めて知り、生理中だけではなく、その前後にも痛みや体調不良がある場合があることに驚きました。(生理中の女性に)自分から声をかけるというのは少し照れくさいですが、気が付いたら優しくしてあげたいです」

――今回、実際にナプキンを着けてみた方もいるそうですね。

男子生徒A「はい、僕です(笑)。ナプキンに水を含ませ、その上にハンドクリームを塗ったものを当てて過ごしてみました。

想像より大変だなというのが一番の感想です。つける前は具体的にイメージできていなかったのですが、着けて歩いたりジャンプしたりしてみたら思った以上に違和感がありました。

それから、何よりも大変だなと思ったのはムレです。ずっと濡れている感触があって、快適ではないことを体感しました」

――女子のみなさんは、男子のみなさんが学んでいる姿を見てどう感じましたか。

女子生徒A「今回のセミナーは同時刻に男女分かれて行ったので、後からその様子などを映像で見たのですが、積極的に参加してくれている姿を見てとても感動しました」

――女子のみなさんも、セミナーを通して気付くことや新しい発見はありましたか。

女子生徒B「当日はいろいろな生理用品に触れてみる時間がありました。女子の中にはタンポンを使ったことがないという子がいましたし、私自身知らなかった新しい形の生理用品を知ることができました。自分たちのことではありますが、生理との付き合い方について新しい発見や出会いがあったと思います」

(後略