たけし「おいひろし、さっき喫茶店の隣の席で女が壷を1億円で買わされてたぞ」

ひろし「それだけの価値を見出したんだろ」

たけし「違うって、この壷を手元に置いておけば幸せになれるって2人組に騙されてたんだって」

ひろし「本人がそう信じてるならいいじゃないか」

たけし「宗教団体の洗脳だよ、壷なんかで幸せになるはずないじゃないか」

ひろし「心の持ちようで幸せになることもあるだろ」

たけし「なんでそんなに冷たいんだよ、かわいそうだろ」

ひろし「ほっとけよ、どうなろうとそいつの自己責任だよ」

たけし「母親っぽかったし子供がいたら子供まで不幸になるだろ」

ひろし「幸か不幸かなんて第三者が判断することじゃない、本人が幸せなら幸せなんだよ」

たけし「お前にはがっかりだよ、俺説得してくる」

ひろし「ったく、相変わらずおせっかいだなあいつは」

ひろし「でも、あいつみたいなやつばっかりだったらこの国も腐ることはなかっただろうなぁ」