政府は銃撃され死亡した安倍晋三元首相の「国葬」(国葬儀)について、ロシアのプーチン大統領の出席を認めない方向で検討に入った。

 プーチン氏は北方領土交渉を通じ安倍氏と密接な関係を築いたが、現在はウクライナ侵攻に伴う制裁として事実上の入国禁止の対象となっており、仮に参列を希望しても拒否する見通しだ。複数の政府関係者が22日、明らかにした。

政府は9月27日に安倍氏の国葬を行うとの情報を各国に通知し、参列の意向を聞く。ロシアにも通知は出すが、外務省幹部は「来ることは想定していない」と語る。