・核の傘の場合、中国から日本に核攻撃された時に、「反撃への反撃」でアメリカが核攻撃される事を恐れて、アメリカが中国に核で反撃しない可能性がある
・核共有の場合、中国から日本に核攻撃された時、「反撃への反撃」が日本に行く可能性が高いので、アメリカが中国に核で反撃してくれやすくなる
・実際に反撃してくれるかどうかではなく、どちらが、中国に日本への核攻撃を躊躇う状況に持ち込めるかどうか、という点が重要なのだ。

日本における核共有(シェアリング)の効果とコスト
://www.newsweekjapan.jp/reizei/2022/03/post-1263.php

冷泉彰彦 れいぜいあきひこ
東大文学部卒の在米ジャーナリスト