マラウイ警察、中国籍の男を人身売買で訴追 人種差別動画の撮影をBBCが告発
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アフリカ南東部マラウイの警察が、中国籍の男を児童人身売買の罪で訴追した。英BBCが放映したドキュメンタリー番組によると、男は人種差別的な言葉で自分たちをあざける子どもたちの動画を撮影していたとされる。

マラウイ警察がCNNに語ったところによると、男は18日、児童人身売買の罪で首都リロングウェの治安判事裁判所に起訴された。

男はマラウイから出国して隣国ザンビアで逮捕され、先月、マラウイに移送されていた。

18日に裁判所に出廷した後は、引き続き拘置されている。逃亡の恐れがあるとして保釈は認められなかった。

BBCのドキュメンタリー番組によると、この男はマラウイの子どもたちを使って撮影したグリーティング動画を、中国でネット販売していたとされる。一部には人種差別的な内容が含まれていた。

番組で紹介された問題の動画の中には、最年少で6歳児を含む子供たちが、中国語で「僕は黒いモンスター、僕のIQ(知能指数)は低い」という意味の歌を歌う場面があった。

この番組が放送されると、マラウイ国内で憤りの声が噴出した。

警察によれば、男が18日に出廷した際に弁護人の立ち会いはなく、罪状認否は行われなかった。