宮崎駿:
キキは冷たい態度にショックを受けました。
感謝してくれるだろうと思い込んでいたから、自分の甘さを思い知らされたんです。

それまでのキキは配達先の人に暖かく迎えられ感謝されていて、仕事は大変だけど楽しいと思っていた。
けど普通はそうじゃない、いい人に出会えたのは幸運だっただけ。
特にひどい目にあったってわけじゃない。

僕らだって宅急便の人が来た時に
「大変ですねぇ、まあ上がってお茶でもどうぞ」なんて、言わないじゃないですか(笑)。