「ウクライナ避難民」2人が群馬の滞在先から失踪 支援制度悪用か
https://mainichi.jp/articles/20220714/k00/00m/040/152000c

 ロシアの侵攻を受けるウクライナの避難民として5月に来日した女性2人が、群馬県渋川市内の受け入れ先から姿を消していたことが複数の関係者への取材で分かった。身元保証人の男性がパスポートの提示を求めた際にトラブルになったという。2人はすでに帰国したとみられ、失踪の理由ははっきりしないが、騒動からは、ウクライナ避難民に対する日本の支援が悪用されかねない実態が見え隠れする。

 複数の関係者によると、2人は50代と30代の親子とされる。ウクライナ支援に取り組む伊勢崎市内のNPO法人が窓口となり、隣国ポーランドを経由して5月14日に日本に入国した。男性は同NPOを通じてボランティアで2人の身元保証人となり、渡航費約30万円を立て替えたほか、滞在先として渋川市内の建物を提供した。