ある国に、被害者を大勢出しているカルト宗教がありました
1人の政治家がそのカルトを利用して票田にしました
その政治家の孫も政治家になり、カルトの票田を受け継ぎました
その政治家が首相になると、カルトはカルト認定を外されました
カルトはやがて公共事業にまで参加するようになりました
そして、政治家が所属する政党ではカルトと懇意になった者ほど出世するようになりました
政治家達が我が世の春を謳歌する一方で、カルトの被害者達を助ける者はいなくなりました

ある日、その政治家は演説中に銃で撃たれて死にました
犯人はカルト被害者の息子でした


おしまい