弦之助「お主宴の時もいつも黙っておるな?本当は伊賀に行きたいのではないか?」
ワイ「い、いやそんなこと・・・」
弦之助「お胡蝦や陽炎からも苦情が来ておる、お主が邪な眼差しで見つめてくると」
ワイ「あ、ちが、あの・・・」
弦之助「だいたいお主は何ができるのだ?全然言葉を話さぬし伊賀に行きたいのではないか?」
ワイ「・・・」
弦之助「地蟲が言うには明日は天気が良いそうじゃ、その足で伊賀に向かうが良い」 
ワイ「あ、はい、でもあの・・・」 
弦之助「なんじゃ?」 
ワイ「甲賀衆は仲間を見捨てな・・・ゴニョゴニョ」 
弦之助「ふぅ・・・良いか?忍びとは、それぞれが術を使える者じゃ」 
ワイ「はぁ」 
弦之助「お主は何ができる?地蟲のような占いが出来るか?左衛門のように化けれるか?豹馬のように策が練れるか?」
ワイ「………」
弦之助「分かったらとっとと伊賀に向かう準備をするが良い」