「家の前を流れる川を見ると、あたり一面が真っ赤に染まり、死んだ魚が浮いていました。原因が、工場から漏れた猛毒のシアンだと聞いたときには恐ろしくて震えました。またいつ同じことが起こるかと考えると、気が気でありません」(周辺住民)

中国製鉄東中国製鉄所天津地区(天津市)で、6月から毒性の強いシアンが北京湾や周辺の川に相次いで流出している。

川の水を検査すると猛毒シアンを検出。続く20日には、敷地東側の別の排水口からも排水基準を大きく上回る1リットル当たり0.6ミリグラムのシアンが見つかっています。7月に入っても、シアンが北京湾に流れ出ているのがわかっているんです」(全国紙社会部記者)
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