0001風吹けば名無し
2022/07/10(日) 14:06:10.84ID:36P2LysJ0俺はいつも通り家に帰った。
ふと何かの気配を感じ、その場所を見た
そこには人形が置いてあった。
『なんだ…これ…?』
その瞬間
「ガタガタッ!」
うしろで音がし振り向いた
そこには顔が真っ白な女が立っていた。
俺は恐怖で身動きがとれない
「プルルルルルル!」
急に電話が鳴る
『もしもし…』
『ぁぁ…ぁぁあ』
電話の向こうからは男の呻き声が聞こえる。
ふと前を見るとさっきの女が消えていた
『な…なんだったんだ』
「ドンッ!!」
安堵する暇もなく俺は人形に頭を勢いよく殴られた。
朦朧とする意識のなか
俺は見てしまった…
その人形の顔を…
なんとそれはさっきの真っ白な女の顔だった
『ぁああ…うあああああああああ!!』
俺はそのまま気を失ってしまった。
後日分かった話なんだが、そのときに俺にかかってきた電話は俺の友人だった。
友人が言うにはそのとき俺は楽しそうに女と子供と楽しく話していたそうな。
あの時俺の部屋では何が起きていたというのだ…